杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

寄せ返す波はまるで心

潮位の振れ幅が大きいのと

気分の上下が比例してる

毎日が大潮さ

穏やかな日は何かに助けられて

激しい日は自分と衝突ばかりして

昨日から横になっていたら

朝方から夢と現実の境目にいた

全てを鮮明に覚えている

夢ならばすぐに忘れてしまう事

しかし鮮明にハッキリと覚えている

内容はぶっ飛んでるけど

あんな世界を目が覚めていても続きが見られる

目を閉じさえすれば

俺は知らない女の髪の毛を編んで喜ばれた

自分オリジナルの釣りの結び方で編み込んで

ほどけないって言ったら喜んでくれた

聞いたら浜松の女だったな

満員のライブ会場

顔面に大きな目が一つ

ゴーレムみたいなフロントマンが爆音でフロアを支配してた

モッシュサークルダイブ

俺は誰よりも高く飛べて天井まで飛び跳ねた

触れると全身がビリビリ痺れる刺激的な空間

完全にサイケデリックな世界だった

刺激しかない空間で俺は宙に浮きながら

フロアを一望して

面倒そうになるヤベェ奴等を片っ端から締めていった

無敵状態

目は覚めていても身体が動かないから

目を閉じると続きがずっと見られた

ゴーレム達のライブ終わり

浜松の女の運転で静岡に向かう事になって

途中で事故って車が燃えた

それもまた面白い事にどっちも帰れない

俺はひたすら髪の毛を編んで

その度に喜ばれて

わけわかんない状態のまま

とりあえず起き上がってみた

そこには現実があって何事も無かったかのよう

お茶飲んでタバコ吸って思い返すと

全部が鮮明に記憶されていて

夢か現実かわからないところにいた

早く熟睡できますように