杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

いのちSOS

居ても立っても居られない衝動に駆られ

初めて頼ろうとした

でも繋がらなくて

くそくらえと思いながら

何百回もかけ直した

繋がるのに半日かかった

こんなんじゃ見捨てられたような気になって

とてもじゃないけど最後の切り札にならない

 

何に困ってるのか聞かれて

今に困ってると言うと

いや今何に困ってるのか聞いてるんだけどと

半笑いで対応された

こっちは笑いごとじゃなくて

心臓停止処理するかしないかの段階

ここは生きる元気と生命力がそれなりにあるうちに

思考がしっかりしてるうちに頼るべきところだと感じた

何をどう言えば良いのかわからず無言の時間が続いて

じゃあこのくらいにしましょうかと言われて

はいと答え電話は終わった

虚無感だけになった

 

 

人間は自然を失くしてまで何かを作り

人間だけが生きやすいように地球をカスタマイズして

環境保護とかエコとか戯言を唱えながらも

結局人間最優先の世界を築いて生きている

それは自分もそうだけど

野生の生き物は生まれた環境の中で

そこにあるものだけで生きようとする

欲してるものが手に入らなくなって

生きられない場所になれば死に絶えて

絶滅するだけ

そのことを知る由もない大多数の人間

それでも人間は開発=破壊を止めない

全ては人間が生活しやすくなる為

頭おかしいのはわかってる

生きづらくなってる奴だってここにいる

それでも外に出る時は無難な衣服を着る

それが人間として生まれた以上

当たり前のことだから

心の底では疑問ばかり抱いてる

この地球のこの世界の在り方に

便利になるのは都合の良いことだろうが

何かが犠牲になってないか

もう十分便利過ぎる世の中だと思うんだ

それでも人間はこれからも

まだまだ欲を出し続けるんだろう