杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

寝て起きかけて寝て起きかけて寝て起きた

睡眠を強制的に続けた。

自分の中にある邪気を払拭したくて。シンプルに戻りたくて。

 

 

夢の続きは見られないって言うけど、ハッキリ覚えてる夢ならなんぼでも続けて見れる。

 

色んな夢を見た。

普段の場面、別世界の場面、もはや人間じゃない場面、どんどん忘れてくから今のうちに文字にしておく。思い出せる範囲で。

 

 

しょうもない夢の話さ。

 

普段の場面

どこかわからないマンションの大部屋に格安で引っ越してきた。

その建物のすぐ側には、オウム真理教の本部があった。そこの教徒に早速目を付けられ、このマンション自体を爆破する予定だと脅迫された。

爆破しない条件として全室の窓際から見える位置、それもベッドにテープのようなものを貼れと言われ、事情を話してマスターキーを借り全室に貼った。

窓際からチェックして歩く教徒の後ろを歩きながら隙を伺っていた。なぜか俺は餅つきに使うようなハンマーを隠し持っていた。

全ての確認が終わり外へ出た瞬間、思いっ切りそれを頭頂部に振り下ろした。頭部は肩のあたりまで陥没して、しばらくうめいていたが死んだ。所詮人間。終わったかと思ったら仲間が数人やってきた。そいつらも同じく頭頂部、側頭部めがけて思いっ切りやった。

処理は近くにあった誰も立ち入った形跡の無い湿地の沼に引きずってって棄てた。

何の罪悪感も無く、血まみれのハンマーを持ってマンションに戻ると、住人と管理人が喜んでいた。みんな困っていたんだと。俺のように意味不明な指示をされて脅される、断って逃げれば付きまとわれる、日常生活の一部の写真を持っていて、常に監視されていると陥り、生きた心地がしないと警察に相談に何度出向いても見回りの徹底をすると言うばかりで一度も調査無し。

こんな血まみれになってる俺は十分に警察沙汰だと思うけど、そこは夢の話、ここまででこの話は完結した。

 

 

別世界の場面

運良くドラゴンボールの世界だった。

クリリンの頭は五厘刈り坊主だった。悟空は既に大人になっていて、とんでもない量のメシを食っていた。修行だとクリリンの後ろを付いていくので精一杯で、すぐに音を上げた。そんなんじゃ天下一武道会に出られないぞぉと、食べまくる悟空に笑われた。

もう一度とクリリンに頼み込み特訓をしてるうち、腹が減った。普段食べれないような肉や油ものも全部食べられた。けどおめぇそれで足りんのかって悟空に言われた。

クリリン気円斬を教わろうとしたら、かめはめ波の方が良いだろって悟空直々に型と気の入れ方のタイミングを教わった。もう忘れたけど。それでも両手から熱を感じて光った。メシが足りねぇんだって笑われて、それでも何かを得られた感覚は覚えてる。

対面でパンチキックの特訓、思ったよりも見えた。防御も手加減されてたとはいえ、まともには食らわなかった。

まず腹ごしらえをして、対面になったら足を引っ掛けて倒して、そこにかめはめ波モドキを打ち込めばダメージを与えられると教わった。あとは掴んででも蹴ってでも場外に出せば勝ちだと。

舞空術は何度やってもできなかった。でも瞬間移動は一回でできた。ハチャメチャな別世界の夢だったけど、何かを得た気がした。

 

 

人間じゃない場面

プラナリアという水棲生物の一種、正式名称はわからないけど南米プラナリアと呼ばれてる生物になっていた。たまに水槽のガラス面をニョロニョロ動いてる、1mmあるかないかのちょっと気持ち悪い線虫。

とにかくエビがデカい。水草が大きな木みたい。タニシが恐竜みたい。俺はソイルの中に住んでたけど、誰かが水草を引っこ抜きまくったお陰で水中を漂ってガラス面に着地してしまった。光景は、まるで島のよう。幸い魚はいないようで、食べられる事は無さそうだったから、水面近くまでよじ登って水中から水中を眺めていた。同じ生物もちらほらいて、よくよく観察してたら分裂して一匹が二匹になった。それぞれ別方向に去っていったけど、こうやって増えてくものなのか俺も。そうだとしたら、簡単にクローンを作れて、さらにそれらがまた分裂していけば…等、色んな事を考えた。でもこの今の意識はどうなるのだろうとか。まさか分裂した方でも同じ意識であるなら、気疲れしてしまうと思って、分裂する事はしなかった。

エビが空を飛んでる。タニシが下から這い上がってくる。

早く真っ暗いソイルの中に戻らなきゃとガラス面を急いでニョロニョロ退散。

間近で見たエビ、頭に白いモヤモヤしたのがついて水カビに侵されてたり、触覚の付け根に何やらまたニョロニョロした白い別な生物がウニョウニョしてて、あれは寄生虫だってすぐにわかった。あんまり気にしてなかったけど、エビツノヤドリムシっていう、だいたいエビには付きものの寄生虫だけど、間近で見たらめちゃくちゃ気持ち悪いと思った。

そんな自分も、南米プラナリアとかいうニョロニョロした生物。表情には出せないけどフッと笑ってソイルに潜り込んで暗闇の中。水中で暮らした夢、全く華の無い嫌われ者の分解者だったけど、水中にいられた事が嬉しかった。どうやって呼吸してたのか、そこまで知っておきたかった。

 

 

最後に見た夢

一瞬。

微かに覚えてる。人対人、俺は人で、人と話してた。無音の空間。何を話したかも、何を聞いたかもわからない。その時の気持ちもわからない。その場面だけ、一枚の写真のように覚えてる。場所もわからない。

何がどうなって会ってたのかもわからない。お互いの事は知ってるけど、近況も全然わからない。もちろん連絡先も知らない。

 

最後の最後に、一瞬の不思議。

 

何時間寝た?35〜6時間か?

700時間くらい寝てやりたい。