杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

幻想と現実と

人間関係に疲れて

気にするべき事じゃない事で悩み過ぎた

渦巻くしがらみから逃げるように消えた

離れて何年か経ったら薄れてる気がした

ようやく回復したって自分で思った

また足を踏み入れる気持ちになれて

旗を立てるように目標を立てた

 

 

までは良かった

 

月曜がすごく良い日だった

希望に満ちた

 

それが今日も昨日も一昨日も布団の中

布団から出られない

しょうもない事で心が傷んで

たった一日で熱が冷めた

トイレに行くのがツラい

シャワーの水に触れるのがツラい

スマホを手に取るのがツラい

ネットを開いたりSNSを開けない

思い浮かんだものを残しておかなくなった

部屋がゴミ屋敷みたくなった

横になれるスペースがあるだけで良くなった

動けないが空腹感を超えた

 

結局しがらみ

何年経とうが変わってなんか無かった

立てた目標が目標なのかわからなくなった

目標に向かう為の一発目で終わりそうだ

今それ以降の事が見えなくなって

作りかけのものを中途半端にしたまま

布団の中の暗闇に助けを求めてる

息苦しくて少し暑い

夜になって暗くなれば顔を出せる

無音の中

眠れず嫌になる事ばっか考えていると

朝になっていく

また布団に潜って夜まで耐える

何かしなければと漠然と思うけど

どうやってもできない自分が嫌になる

 

気温も下がってきて冬が来る

忌まわしさを思い出す季節

数年前の今頃も

他の土地の山奥にある施設の中で

生きた心地のしない日々だった

見えないはずのものが見え始めて

血が生ぬるくて

コンクリートが冷たい

立ち上がれなくて

這い上がった非常階段

暴力が支配する世界が日本にもある

身をもって知った

こんなんでこの冬を乗り越えられるだろうか

 

助けを求める気力も無ければ

求める相手も方法もわからない