杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

俺だってさ

淋しいと感じる時があるのさ。

 

今、俺は八戸市にいて、ここは地元であり30年間ここの空気を吸って育った。

ここの当然、当たり前を見て知ってきた。

 

だからこそ、他の地域に行く度に良いな、とか、悪いな、とかを自分の普通を基準にして改めて知ることができた。

 

どっかに逃げたかったんだ。

会うと気まずい人がいる。でも同じ場所にいたら会ってしまう可能性が高い。だから少しでも遠く、自分を誰一人知らない場所に行って、やり直したかった。過去を忘れた人生を送りたかった。

 

簡単にそうはいかない。

過去を忘れるには死ぬかそれ相応のリスクを背負う覚悟が必要。

 

こんな追い込んで去年は過ごしてたのかって思う。

今は違う。

たくさんの人と交流して、人と会話して、繋がりを感じてる。

何年会ってなかったかわからない人とも積極的に会う。話す。

初めて会う人にも、挨拶をして、覚えてもらう。

 

忘れる必要があるかずっと考えてた。

思い出すと苦しくなる。力が入らなくなる。

だからもう、忘れてしまいたい。その為にはどうすれば良いか、上に述べた通り。

 

こう思ってるのは俺だけかもしれない。

相手はもう別に何とも思ってないかもしれない。もしくは俺と同じ思いをしているかもしれない。それは、本人に確認する以外知る事ができない。

今の自分なら、何も物怖じする事無く向き合える気がする。

あの時はごめんなさいと素直に言える気がする。

この先ずっと忘れて生きる事はできない。

今、俺は八戸市にいるから。聞き覚えのあるイベントや名前が飛び交っているから。

だから、そういったしがらみを一つ一つ消していきたい。何年かかるかわからないけど、しがらみの無くなった世界で、堂々と生きたい。

 

さて、どうするかな。