杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

欲求不満?

あれ食べたいな

あの女とどうにかならんかな

あぁ眠いな

 

 

人間の三大欲求が無くなって何年経つか。

一昨年、富山で出会った人に言われた。

無欲だと言ってるけどあんたは多分、自己顕示欲がどれよりも勝ってるからじゃないかと。

 

その時は主張などしないでひっそりフェードアウトするかのように天寿を全うしたいと思ってた。

ようやく今、そうなのかもしれないと思い始めている。このブログだってそうだ。なんだかんだ高校の時からこうやって文字を打ち込んで日記のような愚痴のようなものをやっている。

 

腹が減る?

そんなんそこらの土や草を飲み込めば腹は膨れる。

女?なんだそれって食いもんか?

眠る?それって、死ぬってことじゃないのか?

 

 

欲求全てに疑問ばかり浮かんで、美味い、快楽、気持ち良い瞬間の喜び、楽しみをシャットアウトしてきた。気を抜いたらやられてしまう、そんな風になっていた。

 

 

ここの滝の水、温泉の排水だから少し生温くて、浴びると気持ちいいんだ。運が良ければ魚も釣れるし洗濯だってできる。暗くなれば蛍が舞う。全然孤独じゃない。俺はここが良くて住んでる。ここが好きだから。

 

痛くない?大丈夫?とかそんな心配なんて要らない。こんなんじゃ俺は眠らないよ。死なないから。また明日、川で流して綺麗になったら、変わらず笑ってみせる。寂しくなんてないんだよ。

 

 

あの日々は夢のよう。

頭おかしいと言われても、狂ってるって言われても、俺は確かに正気のつもりだった。

大好きな自然に囲まれ、鳥の声と川の音、そしてキラッキラした星と蛍。猿の群れが来たって怯まない。寝るだなんてもったいないよ。俺の家は車。雨風しのいでくれればそれでいい。横になりながら自然を全身で感じて暮らしてた。

 

でもやっぱり警察に見付かって、市役所に連れてかれて、施設に入れられた。去年の10月くらいか。単独行動してきた自分にとってそれは拷問のようで、決まった時間に決まった事をする。苦痛を覚えたら最後、また何もできない自分になった。景色の色が白黒になって、こんなんが続いてくなら、消えた方がましだって思った。

 

だから抜け出して年末年始あたりたから八戸にいる。

親に迷惑かけ続けてるけど、今はここにいるしかない。早く仕事も見付けないとならない。

 

また何かに追われてる。

いきなり飛び立つかもしれない。どこか遠くへ。誰も知らない所に行きたい。

そう思うからこそ、YouTubeを始めた。自分ごときにできる事が一つでもあるならと思って。最後の望みを賭けて、名前も顔も全部出して、それで何か思ってくれる人、面白いと思ってくれる人がいたら、この人生をなんとかできると思った。

 

批判上等、むしろありがたい。

人間としてやり直せるきっかけになったらいいなって思ってる。

幸い結婚もしてない。子供もいない。守らなければならない義務が無い自分にできる事、生きる意味など無い中でも面白い事がたくさんあるんだって伝えられる人間でありたい。

 

生きる事に疲れる必要なんて無いんだよ。