杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

吊り橋はぐらついてるか

命綱など無しで断崖絶壁に架かる腐った吊り橋。さぁ渡れと言われたらどうするか。見返りに納得したら、躊躇せずにやるだろう。落ちたら死んで見返りもクソも無い。ギャンブルはやらないけど、こんなゾクゾクするようなゲームなら喜んでやるだろう。

 

無理をするな。無茶をするな。

そう言ってくれる人がいる事はありがたい。自分を人間として見てくれている、それだけで幸せな事。

 

お陰で生きてるようなもんさ。

だれも何も言ってくれなければ自ら吊り橋を突っ走ってしまうだろう。そして漫画のように崩れ落ちて、奈落の底に一直線。

 

ギリギリで生きるのは辛い。

それが楽しい人間もいるけど極小数。

やっぱり適度な余裕を持って生きてる人間は物事に対して寛大な傾向がある。

 

いつかそうなりたいなと思いながら、わざわざギリギリで生きてる自分にはこの先の未来が見えてこない。働かなきゃ、カネを得られない。それでも働いてはいけないのは、何かしらの損害を与えてしまう可能性があるって事なんだろうなって思う。自分ではいたって普通だと思うんだけど。

 

正社員。

会社の正規の社員。だから会社の繁栄の為に取り組まねばならない。それが結果となり、見返りが得られるのなら考えるが、上層部だけが儲かる仕組み、組織がほとんどだ。信用できない。だから皆ゴマをすってまで昇進をする。もうその心は汚れて洗脳されている。有望株に抜かれる危機を感じるなりその芽は摘む。こうして腐ってる会社で溢れてる。だから自分は正社員になる気は無い。

 

 

バイト、パート。

だいたいが時給、与えられた時間分を得られる、自分にはこっちの方が納得できる。

競わなくて良い。その時間を集中して作業しても、手抜きしながら作業しても、金額は変わらない。そうなると途端にモチベーションが下がる。バカ臭いと思うのに、手が抜けない。そしてそんな自分が嫌になる。

 

こんな言い訳をしながら、無職のまま半年が経過して、経済的に破綻している。我慢してやれば良いのに、できない。してはいけない。じゃあどうやって支払いをしていくのか。どの機関に聞いたって曖昧な答えしか返って来ない。

 

うんざりしてる。

大人って、何だろう。

年齢じゃない。ずるさを覚えたらもう大人。正直者はバカを見る。その通りかもしれない。それに気付きながらも真面目にこつこつ努力してる人、尊敬する。いつか報われて欲しいと願う。

 

自分には努力も我慢も足りない。こうやって独りで嘆いてばかり。うんざりしてる。