杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

パロマ

今でも宇宙から見る地球は青いのかな。

 

妄想をして、時間を過ごす。やらなければならない事が無いのは苦痛だ。

 

ベランダから空を眺めていた。青空は曇り、雨に変わった。

雨だねって言ったのに、おはようって言うぴこ。人間的な会話は成り立ってないけど、これで良い。もっと色んなものを見せてあげたい。

 

もし自分に子供がいたらって、考えてみた。

18歳の時、誰よりも若いパパで、張り切って参観日に行こうって思ってた。

20代になって、意識は徐々に現実的なものになっていった。学費は払っていけるか。欲しいものを買って与えられるか。それでも子供の為なら何でもできると思ってた。

30代になって、自分の事を自分でできない現実が続いている。自分の子供、それは自分を見て育っていく。そして一人の人間として世に出ていく。育てられないのが不安では無い。どうにかこうにか育っていくと思う。

ただ、これまでに無い思いに気付いた。

自分の遺伝子を残したくない。先祖代々受け継がれてきた血を絶やす事に、特に何も感じない。

ここで終わりにしないか。あの世でどんな仕打ちに遭うか知らないけど、そん時はそん時でっていうふわりとした感じ。

 

来世こそは一緒に生きていきたい。そう思った人がいた。それも無しだ。自分には来世も要らない。人間、動物、魚、昆虫、植物、どんな生き物であれ、命は宿らないで欲しい。

 

現在の状況、過去の出来事、これからの未来。自分の存在を何度も何度も、客観視した。楽しい、苦しい、色々あった。

全てひっくるめて、絶望を越える発見や感動を得られる気がしない。この先の人生。

思い通りにいかない事をいかに面白く乗り切っていくか、それしか考えていない。その面白さを、絶望してしまう前に伝え、小さくとも希望として生きていってもらえるような人間として最後まで生きていきたい。

ネガティブを知ったポジティブにこそ、説得力があると信じてる。

 

嘆くぐらいなら何も言わない。

今流行ってるウイルスが全て悪いとは思ってない。

見えない方が恐いか、見えてしまう方が恐いか。

ウイルスは症状として現れてくれる。マスクやうがい手洗い、そうやって対処方法を考えさせてくれる。

幽霊はどうか。見えてしまってもそれが幽霊だと認識できなければ招かれるままに連れて行かれて全てが謎のままでしょ。

今、世界で同じウイルスが流行している。対処方法は様々で、得られるものがたくさんある。

これもきっかけ。当たり前が当たり前じゃない事に気付かされる。

 

人間は今、試されている。