杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

2020年もあと1日

年の瀬、年の瀬。

 

2020年も明日で終わり。

明日、日が暮れて、0:00を迎えたら2021年の始まり。

数字以外は、特に何も変わらない。

新たな地に立てるわけでも、将来が見えるようになるわけでもない。きっと寒い中、同じような一日をまた重ねていく。そして今度は2022年、2023年と、そんな感じがしてる。実感ってものが無いからだ。去年の今頃、このアパートで母親一人、その子供三人、皆で過ごす事ができた。

今年はそれができない。たくさんの人が同じような年越しをするだろう。今年は諦めて来年の機会にしようかと、そうすんなりできるなら良いけど、そう言って叶わない家庭もまた、たくさんあるだろう。

時間は待ってくれない。いつどこで健康を損なってしまうかわからない。若いからって、元気に久しぶりだなぁって笑う事ができる保証は無い。

実際33だか34になってみて、まだまだ若いとは言えなくなってる。不具合が増える一方だから、来年、ほんとに大丈夫だろうか?って思う。今流行りのウイルスの状況にもよるけど、収束はしないだろう。完全に封じ込めるには人も完全に封じ込めなければならない。そうすると今度は経済が回らない。カネで地球は回っとらんって教えてくれてる。

先日やっと停止したけど、それでもゴートゥーキャンペーンってのを国がやった。ゴートゥーホスピタルにすべきなんじゃないか?なぜ、脅威のウイルスを発見する為のPCR検査が有料?鎖国レベルの感染率、特効薬も試験段階だってのに。これじゃ異変に気付いてももう遅い。無症状期に他人に移し、自分の症状が悪化して保健所に相談して、ようやく検査が決まったってなっても間に合わなければ死んじゃう。本来病院に行くのは調べるため、それと治す為。健康保険証で負担額は3割に下げれたとしても検査だ投薬だって、結局負担は大きい。余裕の無い人はよっぽどじゃないと病院に行かなくなる。そのまま世の中へ出て動けばウイルスは拡散される。マスクしてがっちり対策してた人に感染し、あっけなく死ぬ。そういう状況の中、人を動かしての経済対策を進めるべきでは無い。国民もストレスの限界だと外へ不用意に出れば、もらう可能性は上がる。経済は活性化させたい、でも人は動かしたくない。苦渋の決断なのかもしれないけど、そもそも一番大事なのは何?誰か命とか言ってなかった?

 

世の中が矛盾して、30を過ぎた今でも屁理屈こきながら、その矛盾に問う。経済も順調、感染者数も減少、そんなんうまくいかないだろうよ。慎重にならなければならない問題。中途半端な政策じゃなく、どちらかに徹してしまうべきと思う。収束はしない。ダラダラ増減しながらきっとまた来年もこの状況になる。

収束したら会おうって約束したのに、会えないままお別れになってしまう人もたくさん出てくると思う。

国の財源を確保できないなら、国民の為にと声を上げる国家公務員、政党議員。彼らの毎月得る金額を減らし調整すれば、賄える。

国民はこんな状況でも働かなくては生活が破綻すると、感染リスクを負いながら働いてる。しょうがないんだっつって。誰が動かなくても最低限の生活は送れるよう、整えるのが政治。マスク二枚、あれはありがたいと同時に外出前提の配布。矛盾を感じた。

 

 

この2020年、俺は何がしたいか、そして何ができるか、ひたすら考えた。八戸に戻ってきて丸々一年。仕事もせず、釣りにも行かず、部屋から出られない日々。タバコ料金も上がった。

そんな、どこかで浮かんできた。自分の楽しみって何だろう?喜びって何だろう?

自分にとってのそれらが、わからなかった。

自分の大切な人達が楽しみ笑い、驚き、そして喜び笑う。それが今の自分にとって一番の楽しみであり、喜びであると知った。

 

そう知れた一番の出来事は、三年前に一緒に三ヶ月働いて、今でもたまに連絡取ったりする関係のきり。俺が何も知らないまま、妊娠と出産して母ちゃんになったってインスタで知った。今年一番びっくりしたな。福島に寄れた時は晩メシがてら長話してた。歳はちょうど10?離れてる。まだまだそういう男の気配など全く感じなかった。家庭の問題、そして仕事に対しての熱心過ぎる性格に心配していたところに、衝撃のお知らせだった。

え!と、声が出た。いつか次行った時は会津のココスか喜多方のガストにしようかなんて、呑気に次会えた時の事を考えてた。

俺は身体なのか心なのかわかんない、どこかから込み上げてくる嬉しさと、また会って話したい事、見せたかった景色がたくさんあった。どうしようもない悔しさ、でも最後は喜びが支配してた。おめでとうと心から思えた。これからの長い人生、自分の遺伝子が生き生きとしてくれてれば色鮮やかに生きていける。

相手の事は全く知らないけど、あいつが選んだんだから大丈夫だろう。もし何かあったら俺に言え!

って言っといた。俺に解決できる事かはわからんけど、やれる事はするよ。一緒にいた時は毎日バカ話して、離れてからは年に一度会えるかどうかのやり取りで、俺が30代になって壊れて、それから一番最初に心を開ける事ができた、きり。俺にとって一人の大切な人間だから。辛い時に辛いって言わないで強がるのを知ってる、だから、たまに溜め込んでいやしないか、急に連絡するつもりだ。

自分に余裕を持ってられればだけど、奮闘する若い母ちゃんを遠くから見守るような感じ。お前何様だよって思うけど、そんくらい助けてもらったから。これから嫁いでって、一応同じ東北だったけど、そこから遠く離れて行ってしまうのは、素直にさびしい。

 

なんか、なんかなんか、きりの事、あと戸田恵梨香も結婚したしな、喜ぶとか言っといてなんか勝手に失恋したような気分になってきた。

男女の話はやめよう。

 

 

今年はそうだな、コロナウイルスってものに世界中の人間が翻弄された。

すぐ近くにいてもそれが目に見えない。これが恐いんだよな。高校ん時の電気科の授業で、電気は見えない=恐い。だから就活で電気関係の仕事は志望しなかった(笑)

 

でも俺は今、あんま恐怖感や危機感は無い。なるようになっているだけだと、バカみたく冷静でいる。人が動けばウイルスも動く、ただそれだけの事。だからマスクやアルコールで予防するのは大切だけど、根本は動かなくて良い為にはどうするか。

 

仕事しない

買い物しない

喋らない

 

こんなんじゃ生きてけないけど。

でもそれくらい、今まで通りじゃダメだっていう事。仕事もプライベートも、カネも時間も、固定された概念を変えなければならないタイミング。そして新しい生き方に順応しなければならない。

さもなければ生き残れない。

固定概念は持って無い。けど仕事というものをしていない。だからカネも無い。誰かの助けがあって生活が成り立ってる。だから罪悪感しかなくなるんだ。俺がいなくなればって、何度も何度も思って、今だってそう思ってしまう。どうにかしたいけどできない、そうならない、なってくれない。心も身体も動けば動くほど泥沼にハマるだけ。だから今は動くべき時では無いんだと、無欲、自己暗示の毎日を過ごしてる。

 

俺もとうとう結婚してパパになって的なのは今の自分は望んでない。ただ、このまま消えていくのはイヤ。何か一つで良い、驚きの展開にしたい。いつもそうは思ってるけど、何をやってみても思い通りにいかなかった一年だったな。でもこのクソっていう不満も思い当たらない。感覚が麻痺してる。

来年、まず明日をどうするか、どうしたいかも何も決めてない。

 

明日一日を残して、2020年の総括とする。

また来年もよろしくお願いしますm(*_ _)m

ポキポキセイ☆