杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

音楽について

曲を作り込む。

 

曲を創る=できている

パッと無意識に出た音階、それだけでオリジナルの曲になってる。有名な誰でも知ってる曲と丸かぶりだって、その瞬間はその人の音楽。

 

速度や展開を変える少しの知識と知識でどうにでもできちゃう。狂いの無いテンポに生音源の素材を並べ、音量をバラつかせたりすれば、本物のリズム・パーカッションっぽくなる。それらをコピー&ペーストして、メロディーを担う楽器、そして歌、それらの音程も補正できる。素晴らしい作品にする為に音楽家達は努力、加工をしている。

作り込んだ複雑な味か、単純でわかりやすい味か、好みは人それぞれ。

 

 

 

生ライブ一発勝負。

生が音源を超えてる方が面白いんじゃないか?そう思う。

自分のキャパを越えてまで、再現できないようなものは作りたくない。今現在の自分を表現できるようなもので良い。

 

今、音楽は様々な配信サービス、そして動画配信サービスと、耳だけでは満たされないものになりつつある。すごく幅が拡がってる。

時代遅れだなぁと笑われようが、やっぱり順応できない自分の中での音楽。

 

どんなにツボを突くような音階に万人に向けた言葉を乗せて、リズムやコード、どれを取っも完璧なものにしても斬新とは思えない。

だから聴覚の域を超える、これが必然だったのかとも思わされてしまう。

 

自分に今できる最高って、不協和音に棒読みの言葉をずらずら並べるくらいのもの。でも自由に言いたい事を好きなだけ言える。しかし聴けたもんじゃなくなる(笑)

でもそう思ったら、また楽しんでやってけそうな気がする。

 

気張って焦ってしまう自分を理解してる。あがり性で膝もガクガクする。

やらなきゃならないって義務的になるような活動ならやらなーい。って感じでゆるく、音楽って何だ?って問いながら、楽しんでやってみようと思う。2020。

 

世に向かって言いづらい本音、不平不満をを堂々と言ってぶつけるのがロック?ってカテゴリーのパンク?ってジャンルらしい。どっちでも良いんだけど、自分の曲はあくまでポップだ。分類は自分にできる事じゃない。

 

うまくできたー!!って曲なのに、その曲ってあれのパクりじゃね?って言われると、ん?ってなって、その曲を聴いたら確かに似てるってか、同じじゃん…と凹む事が多かった。全く新しいのができた!って喜んでいられるのはつかの間。

開き直って、あくまで口ずさんだのを形にしてみたくらいが適度なのか。メロディーが同じでも自分の言葉、声で言えてたらそれはそれで別なものっていう認識になれば、楽しむ余裕も生まれるような気がする。

これが普段喉元まで出てるのに言えなかった事なんだって、素直な自分を表現する手段としてやれたら良いなと思う。

 

ライブは未定。今年は一回やってみたいなって思ってる。

今できる自分はこのくらいだよって。終わったら様々な意見を聞きたい。どうすればもっと良いかなって、自分じゃわからない率直な意見を聞きたい。クソだったとか散々で良い。それが嬉しい。こういう所だけは前向きで、どんだけボロカスでも大丈夫(笑)

 

悔しいと思うのは自分の練習不足だったり、妥協した部分を思い返す事だけ。比べたらきりが無いから。

部屋に帰れば普通の日常が待ってる一般人。家族友人、ピコや魚が普通でいられたら幸せ。

 

音がすれば楽しい。

その感覚さえ忘れなければ、誰かと比べられても気にせず自分の音楽をマイペースにやっていける。

 

音楽してる時くらい、カネとか人とのしがらみとか忘れていたい。シンプルでいたい。