杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

今年のうちに

部屋を掃除する事よりも大切な事がある

そう言って部屋はめちゃくちゃ

片付けなくてはと思っていながら何も手につかない

この思いも全部抱えて生きるんだって決めてる

どんな悲しみもどんな苦しみも笑える為にあって

どんな過ちもどんな後悔も全部抱えていく

それを歌にした時から

年月は経ち15年以上

言葉の重みは増してきて

ライブで真っ先にやろうと選曲した

いつからか一番歌いたい歌になってた

それが叶って今

真っ直ぐに謝るべき機会がやってきてると思ってる

狭い視野の中で嘘を並べて逃げようとした自分を

今は全部ボードゲームのように上から見える

どこに向かおうとしてるのかも

物事をどうしようとしてるのかも

全部ハッキリとわかる

なぜなら自分だから

客観視する事ができるようになった今は

事実に対して素直だ

 

信用してた人に裏切られるツラさ

実際に自分も体験して知る事になった

苦しいのは解決しないまま生きている事

その時期を思い出せばどこかモヤがかかっていて

長い目で見れば見ないフリはできる

でもふと思い出した時に嫌な気持ちになる

信用されないからといって不貞腐れるんじゃなくて

逆に自分は信用する事にしてる

信じて裏切られるのは恐い

けど自分はそんな事を言ってる立場ではない

生きてるうち償いは終わらない

死んでしまえば楽になれるのはわかってる

けどそうやって最後の手段を使ってまでまた逃げるのかって

大きな視野を持てるようになった自分が問いかけてくる

今の自分には生身の奴と影の奴の二人がいる

天使と悪魔じゃないけど

それに似た自問自答が毎日繰り返されては

天使側の奴が最終的に正しい判断を下してる

だから死なずに生きている

 

今年も最後

今年のうちに

長年の罪滅ぼしがしたい

来年が自責から始まったって良い

それが自分という人間が生きてきた道

自分以外誰も拭えやしない

部屋の片付け掃除も今じゃなくて良い

もっと大切な機会が訪れてる