杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

暗闇

ryuchellが自殺したって

興味は無かったけど本当の自分を解放した一人の人間だと認識してた

それでも一生葛藤は消えないんだろうなと思っていた

誹謗中傷の中の一つの言葉でも刺さったら一生抜けない

一般人の自分でさえ2ちゃんねるで匿名人間に刺された

もう15年以上経つのに

今でも無意識に思い出してツラいでは表しきれないどんよりとした気持ちになってる時がある

 

人生をやり直せるならいつに戻りたいか考えてみても

それは実現できない空想に過ぎなくて

無意味だとしてもそうやって考えて紛らわしてないと

平穏じゃいられない強い衝動に駆られる

 

生まれた時まで遡ってみても

戻りたい時は無かった

楽しかった事もたくさんあったはずなのに

明日を迎える気力が無くて

将来の事を何も考えられない

これまで関わってくれた人達には申し訳ないけど

この先を笑って生きてく自信が無い

希望も願望も出てこない

今日を

今を生きてるだけでツラい

 

命は大切なものっていうのはわかってる

生きるのは一度きりだってわかってる

もし生まれ変わったらなんて言うけど

来世なんて必要無い

考えたくもない

 

押し寄せる大きな波は

どんな上昇思考でいても飲み込んで壊していく

何かを叫びたいのに

何も言葉にできない

目を逸らして過ごしてきた日々の積み重ねを

押し寄せてくる闇が全て消す

三大欲求も承認欲求も無い

自分がナニモノなのかわからなくなる

 

この現実世界には

本当の自分を殺して生きてる人もいる

守るべきものの為に

それなのに自分は

なんで生きてるんだろう

本当の自分を殺したら

存在意義を見失ってしまった

何をするにも罪悪感が溢れてきて

唾すらも喉が拒否ってる

 

普通の生活が困難になってからもう結構な時間が経った

働いて働いて合間に息抜きもしながら将来を見据えてた頃があった

今思えばがむしゃらでいられた時間だった

浮いたり沈んだりしながらも充実してた

ぷつりと切れたあの日までは

困難な毎日から浮いてきた時

地に足が着いてなかった

誰も自分を知らない遠くまで行きたいと

この国を放浪した

過去とは違う景色を見ながら

できる事をやって

やれる事をやって

人手不足のほんの少しの足しにでもなれればそれだけで良かった

頑張ろうって思えた

今となっては過去形で

頑張り方がわからない

 

ラクをしたいんじゃない

ツラくても今日を乗り越えられたら良い

そうすれば明日以降に繋がって

困難の中でも光が見えるはず

そう信じながら生きた

闇の中にいても

上も下も右も左もわからないけど

こんな手探りな状態でも前には進んでるって信じてた

なのに日に日にわからなくなっていった

ツラさって感覚は人それぞれで

キャパも個々で違って

耐える事には限界があると知った

だから自殺する人がいる

まだ若いとかそういう問題じゃなくて

ある一線を超えた時

生きてても死んでても良いやって

宙ぶらりんになる

生きる事に執着できなくなる

 

警察に保護されようが

施設に入れられようが

そこで赤い血を流そうが

今ここでくたばるのかもしれないと意識が遠退いていこうが

周りへの迷惑は真剣に考えながら生きてた

死後のさらに向こう側を見てた

死んだら終わる事

死んでも終わらない事

どんな死に方をしてもそれらは発生する

それでも自殺するのは

思考が麻痺して

意識が朦朧として

急に来る衝動の波に飲み込まれて

それを選択をする

間違いとかそういう問題じゃない

死ぬまでは生きろって言い聞かせるけど

人の心は難解

 

現状のツラさ

将来の悲観

自分への嫌悪

そんな事くらいでって言われる事でも

本人にとっては深刻な事で

どうしてもうまく表現ができない

 

孤独が何よりもツラい

自分からそうなってったとしても

決断に至るのはそこだと思う

生きてさえいればいつか

そんな言葉が響かなくなるくらい

無力感でいっぱいになるから

誰にも言えないような本当のツラさと共に生き続けるのは困難

そして救いの求め方がわからなくなる

 

何もせず考える日々

役にも立たず呼吸をする日々

自責の念も増してきて

作り笑いもぎこちなくて

疲れるな