杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

急がば回れ

生き急いだ結果がこうだから、生き急ぐべきでは無いと少し自信を持って発言できる

 

逃げ道無しで突撃したら、後悔した

全てを賭ければ逃げ道など、汚いやり方しなくて良いと思った

それでもどうしようも無い状況にもなると知った

 

安心して溜め息を吐いて呼吸していられる空間

この一つだけで良いから確保してないと、自分の思考とは思えない行動をしたり、勢い任せでもう後には引けないと勝手に錯覚して、ろくな結果にはならなかった

得るものもあったけど、失ったものの方が大半

それらを取り戻すにはあと何年かかるのか、この先もう取り戻せないのか、そんな憂鬱に襲われては

自問自答しては自己嫌悪の繰り返し

 

答えはわからない

それが面白いのかもしれない

けど面白いって域に達する前に

くたばってしまう

何かが足りてない

このままではいけない

 

そう思った

逃げ道など必要無いっていう自分で作り出した無駄な縛り

勝手な自分ルールで自分の首が皮一枚になった時

思い知った

 

ケースバイケース、頭やわらかく、何が起きても許容、対処できるようでいる大切さ

本質は真っ直ぐ、問題は都度解決していく

本質を守ったっていう小さな自信を重ねていけば

どんな場面に遭遇しても揺らいだりしない

何事も土台ありき

未知に突っ込む事、体験値、経験値は高いがリスクも高い

こんなはずでは

などでは到底済まない状況にもなる

浅はかな自分を責め続けるしか無かった

 

浮かんでは逃げていくものを掴もうとして

それだけ見ながら追い掛けて

足の着かない地の切れ目まで来たら人は

 

落下するだけ

飛べないから人は

地に着いた瞬間の衝撃も知らない

だから最小限のダメージで済む体勢もわからない

地に落ちる前にその理想的な体勢になれる余裕も無い

 

ずっとフワフワ浮いたものを見つめながら来たもんだから

これから衝撃を受ける下の地が草っぱなのかコンクリートなのかもわからず

 

数秒後にはその時が来て

たまたまコンクリートだったけど

たまたま生きて

生温い液体を流しながら

途方に暮れた満月の夜

全て面倒になってそこで眠った

生きるか死ぬかなんてその時は考えてない

生きてるのか死んじゃったのかもわからない

 

今になって思い返してみても

あの時は確かに

どっちでも良かった

もう少しで掴まえられたのにって

頭ん中そればっかりだった

 

朝が来て恐くなった

浮かんでたものもどこかに行ってしまって

ずーっと透き通った川を眺めてた

また夜が来ても平気

今度こそは掴んでみせると

痛みの一つ感じず

平然としている自分に

絶望が広がった