杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

きりよ

大きな衝撃。

 

 

出産、結婚、恋愛、どれ一つすら知らずに這いずり回って過ごしていた日々、そして今日、急にそれら全てを知った。

気持ちが揺れに揺れている。

 

何が起こった?

受け入れられなくても受け入れざるを得ない事実と情報に戸惑っている。

 

相手の事は知らない。

でもあいつが選んだんなら大丈夫。二人の幸せをひたすら願おう。そして祝福しよう。

 

それが最大限できる事。

などと言いながら、そこに嫉妬や悔しさがちらついてしまう。ショック。でもそう感じられる人間でいられてるんだって思えた。

自分、変わったなって思った。

 

 

俺が30、あいつは20。おっさんとか散々言われながらの三ヶ月。仙台に遊びに行ったな。回すと無限にガチャガチャ出てきた時、ビビりながら全部持って帰ったっけな。辛かった話聞いてくれたな。寝てる車にお菓子とか置いてってくれたな。

年齢は違えど、尊敬できる人間だ。

仕事の事になると手抜きできなくて辛そうな顔を何度も見た。でもやろうとする姿勢は尊敬できる。

 

 

ふざけてよく言ってた。

お前、俺の嫁になれば良いのにって。アホちゃうか言われて、楽しかった。

そんな冗談が、100%冗談でもなかった事に今気付く。やっぱアホだ。

 

 

あいつの悲しい顔は見たくは無い。でもいつもいつでも笑ってろとは思わない。とことん無理するから。常に幸せを実感する事はできないかもしれない。それでも問題にぶつかった時、相手の顔すら見たくないと思った時、解決しようとする人間のはず。それらも後々、幸せだったんだなって気付ける人間のはず。後悔の逆。それって何て言うのかわからないけど、それ。

 

 

この先長い人生の時間が待ってる。

それが短かったと思えたら、それは幸せな人生。

いつかは必ず最後は来る。始まりは終わりのカウントダウンの始まり。

その相手と過ごしてきた場面の数々を、幸せだったと思って欲しい。

授かった子供には二人の元に生まれ、誇りだとまで思わずとも、良かったなと思って欲しい。

 

 

 

 

こんな自分でもこういう事を思えるんだなって驚いてる。それだけ大切な時間をくれた一人の人間だったんだなと、改めて感謝してる。

 

 

俺の大切な人よ。

幸せであれ。面白く生きろ。