杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

電波ヘルツ周波数帯

この世界ではリアルタイムで今も誰かと誰かが繋がっている。

 

それは

 

何気ない親子かもしれない、いつもの友人かもしれない、久しぶりの同級生かもしれない、狙ってる異性かもしれない、お互い秘密の関係かもしれない、

 

とか。

 

俺は今、ただここに今思った事を文字にして入力している。特に誰かに向けてるわけではない。

今のところは。

 

この電波だとかヘルツだとか、よくわからん。でもこの目に見えないものが、視覚聴覚に変える事ができる。電話とかメールとかさ。今はもうほとんどの人がLINE使ってるのかな?

そこで即座に感情を文字で表し目から情景を脳に伝え、それに返信をすればどれだけ遠く離れていても意思疎通できる。すごいと思う。

何でもないやりとりぐらいなら数秒でできちゃう。直接会ってヨゥ!と挨拶するのを、半分やれてしまう。

 

 

 

相手の顔色と言葉を照らし合わせて今発すべき言葉を選び判断してきた自分としては、文字だけでは信じられない。どう考えたってそのままの、例えば予定の時間だとか、挨拶とか、そういうのはまた別物。真面目な話をする時かな。本心がわからなくなるのは。

言葉に不安を感じて、このハートマークって本当?文章は本心?ってなったり、他の誰かにも同じ事をしてるんじゃないかって疑ったり、連絡を取り合う手段として一番手軽なツールだったはずが、相手によっては乱される。返信があって胸を撫で下ろしたり、それに返信したらそのまま返してもらえなくて不安になったり。

 

こんな自分も含め、たくさんの人の、様々な意味、感情が渦巻いてぶつかってってるはずなのに、この電波ってもんはスマートにそれを相手先をほぼ正確に送信完了する。とんでもない事だ。たまに混雑はするけど、それにしてもハンパないものだ。

 

 

 

 

便利なようで、なんだか違うような。微妙な気持ち。

イエ電、黒電話でも俺は良かったって思うよ。

 

携帯電話なら持ち歩けるし、通話文章以外にも色々と便利な機能だらけだけどね。その分要らない情報が入ってきたり、全て監視されてるようで苦しくなったり、自分としては、元々無かったら良かったのにって思う時がある。あるのに持たないのは色々と問題が出てくるから持つけど、さ。

 

 

俺が今いる所が居場所、あのラーメン屋に入ってみよう、魚釣ったけど名前わかんないから本屋に行こう、とか。アナログだけど、それで良かった事がいっぱいある。変な心配しなくて済むし。

なんか常に攻略本を持ち歩いてるような感じがするんだよね。

 

ググれカス。

 

( ゚д゚)ポカーン

って最初わかんなくて、グーグルで検索しろやカスって事だったのかぁ。でもカスはカスのまま、めっちゃ悪口言われてたわって思った。

 

ググるのを躊躇するタイプ。

攻略本は見たくないタイプ。

 

つまり携帯電話によって何らかの縛られてる感を否めないタイプ。

 

 

他にもたくさんいるだろうなぁ。

でも使わざるを得ない現実。

 

 

そりゃ事件も起こるわ。テレビのニュースで報じた事件の深追いもできる。犯人についてとことん調べる事もできる。

 

 

サイバー

 

 

 

一度、ショックだった事があった。

 

デートの後、

おやすみ、みのる♡

ってきて、パニック。冷静になれなかった。明らかに間違って入力して送ってしまったのに、俺はそれ送る相手は俺じゃないじゃんってなって、怒りとかもう、それどこじゃなかった。

 

 

んでも、じわじわくるんだよな。

 

 

いやそれ、会社で噂になってる妻子持ちじゃん。って。

 

直接呼び出して聞いたら、あれは間違いで、噂もデタラメで、そういうのほんと無いからって。無理でも信じようとした。それなのに、一緒にいる時に着信が来て画面には例の名前。しかもフルネームだったから会社の奴ってのも確定。こんな夜中に連絡取り合って、そういうのほんと無いって言ってなかった?

完全なる不信感。もう何を言っても疑わしい。今夜出掛けない?って連絡して、今日はちょっと予定があって行けないって来ればもう、もしや、あいつか?そうかもしれないが、どんどんそうに違いないになっていって、電話をかける。当然ながら出ない。そういう事か。男も女も関係ない、二種類しかいないわーってなった。女ったらし、男ったらし。どっちも同じ位の数いる。

 

 

恋が愛になっている。

それに気付くのは後から。

愛が憎しみに変わる。

それは一瞬。

 

 

男と女、騙し合ってないで堂々と遊んだら良い。もし壊れてしまうものがあるんなら遊ぶな。そして遊ぶんなら最初から守るべきものを持つな。

 

 

男女問題は事件になる。

カネか男女か。

大体、殺人にまで至るのはこの二つ。

他は酔って喧嘩してたらやっちゃったっていう、事故的な要素も含まれてくる。殺した方も死んだ方も運が悪かったなっていう。

 

カネと男女の問題は別物。  

怨恨による純粋な殺人。

前々からぶっ殺してやるって思ってて実行したまでっていう。

 

 

幸せな家庭も維持したい。

刺激的な大恋愛もしたい。

 

 

どっちも両立させるなんてできない。

どちらか一つ。

どっちも手にできる位に器用な人間もいる。そんなの、俺からするとどっちも味わってるのが羨ましいのと、自分との将来はどうするつもりなのか本音を知りたいってのと、なんつーか、重い奴なのか?でもそうにでもならないと不安でいっぱいになる。

 

 

 

どれだけ恋しても、これが愛って気付いても、持ってる全ての表現をしても、手に入らなかった。

 

無難に家庭を選択した。

 

もし俺を選んだら、旦那や娘、親族、職場などの知人、自分の周り全てに影響が及ぶ。

 

俺を選択しなくても、俺にダメージは与えるだけで自分のメンツは保てる。

 

 

そういう事だろ?

 

直接呼び出して聞いたけど、無言。何も答えなかった。

ずるい。ほんとずるい。

 

好きって何?本気って何?

 

 

恋愛ってもんがわかんなくなった。頭ぐっちゃぐちゃになった。

 

 

恋愛不信。同時に自分に対する自信も無くなった。だから俺は今でも結婚してない。誰かの不倫相手でもない。セフレもいない。彼女もいない。

無意識に異性とは一線置いている。

でも思った事を言える友人はいる。異性の友人なんて有り得ないって思ってた。けど概念が変わった。そしたら友人と呼べる異性ができた。

 

 

 

今頃、どうしてんのかな?

生きてるか死んでるか。生きてたら手頃な別な男、遊び相手にして同じ事してんだろうな。楽しんでるって思うと大きな憎しみがやってくる。

 

 

もう俺はあの頃とは違う。でも怨恨は全く薄れてない。だから会いたくない。外に出たくない。

 

 

自分がわからなくなる。