杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

嘘医者

明日で良いや。

って思わないようにしてる。今やらないといけないと、何をするにしても躍起になって、できなくて、自分を追い詰める。

今日を生きるならば今できる事をやる。それは自分の中で揺らぎたくないもの。

でもできない状況にある場合もあると受け入れなければならない。今、きっとそうだ。

 

低下した思考力、そこに裏切りの言葉。

これだけで人は簡単に当たり前ができなくなる。元々が脆いだけかもしれないけど。

今日、今ってのがわからなくなって、できないまま明日がやってくる。そして始まりから罪悪感がつきまとう。

 

スマホが鳴る。それだけで恐い。見えないところから声がして、またスマホが鳴る。手に取っても画面を開けず少し遠くに置く。

それもまた罪悪感になって、これを辛いっていうのか、消えてしまえたらと思う。

 

病院探しに必死だった。

ようやく見付けた病院、救われた思いで行った。そして帰ってきた。

 

なぜ人は嘘をつくんだろう?

なぜ?という問いに、先日電話でもお伝えしたと思いますがあくまで診察してみて変更になる可能性もゼロではないと言いましたよね?と、結果嘘にはならないよう話を組み立てる。逃げ道は作っておく。頭の良い人間。

疑っても、本当に疑うほど残ってないんだよ。気力っていうもの。小さくても希望を見付けたなら真っ直ぐ向かってく。そんな自分がダメな奴。悪いのは自分。ただのバカ。

こう自己嫌悪になってしまうのを少なからずわかる能力があってその職業をしているんじゃないのか。言葉遊びがしたいのか?

話が全然違うと食らいつくさ。そりゃこっちは死ぬ気で来てんだ。

それでは説明してあげましょうかと、呆れた様子で言い訳を始める。時折、理解できてますか?って半笑いで。俺は遊びに来たんじゃない。こんな時間、お互いにとって無駄。

やめよう。もうやめよう。

もうわかったから、わかりましたから。転院前と同じで結構です。嘘は嘘。理論上成り立っていたとしても、俺はもうそう捉える事にした。被害妄想とかお前がおかしいとか言われてももうそういう、信用ならないものはならない。

 

 

抜け殻のよう。

これってずっと続くの?