杉浦 剛の記事

感情を文字に、言葉に表情を。

あの時の海の音は

ハッキリ覚えている

あの時の海の音

決死の思いで向かい合ってた

後退りしたのは自分

自分の意志ではそうならなかった

声が聞こえたから

こんな自分にも声が聞こえたから

途端に波の砕け散る音が迫力を増して

やろうとしてた事がどうでもよくなった

まだ他にやるべき事がたくさん残ってる

 

立つ鳥跡を濁さず

小学校の頃に先生が教えてくれた言葉

一人暮らしのアパートを出る時も

働いてきた仕事場の寮を出る時も

あの夜も

毎回頭に浮かぶ人生の言葉

 

大きな喪失感を覚えた

詫びながら

それを毎日感じながら生きてきた

季節が変わる度

一年が終わる度

綺麗なはずの花はモノクロ

あけましておめでたくない

早く忘れたいんじゃなくて

ずっと忘れたくないんじゃないか

あんなに鮮やかな景色

変わってく季節の風を感じながら

これからも穏やかに続いてくと信じてた

 

人として今は最低かもしれない

でも必ず立ち直って

償って

一日一笑で

困難を一個一個克服して

どんな小さな事にでも喜びを感じて

毎日に感謝しながら生きたい

寝る時も明日を想像して

安心しながら眠りに就きたい

 

心配と不安と悲しい気持ちでいっぱい

気付くと気持ちが落ち込んでる